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日本の歴史・宗教・事件事故

オヤジの戯言です。

古事記って知ってますか?

 古事記というと学生時代を思い出し気分が重くなる人もいると思います。でも、古事記の言葉すら知らない人はほとんどいないのではないでしょうか。

 戦後の教育改革により裏付けのない日本史は、そのほとんどが削除されてしまいました。1300年以上前に作られた古事記日本書紀は古さ故に信憑性に欠けると判断され、教科書には紹介のみで内容についてはほとんど触れられずに至っています。

 でも、なぜか記憶には残っている「古事記」。日本の原点が記された、この書物に日本人のDNAが何かしら反応しているのかもしれませんね。

 では、古事記とは何なのか簡単に紹介すると、、、、、

 時は飛鳥時代。当時の天武天皇の命により二人の家来が日本史の作成を開始しました。

 完成した書籍は3巻からなり、前半部分はほとんどが神話の形式をとっています。なぜ神話の形式をとったのかというと事実をありのままに書くと地方に住む豪族の知られたくない事や相互の利害に影響が出てしまい内紛のおそれがあったからだと言われています。

  そのため、差し障りなく神代の話しに置き換えて文書化されていきました。その証拠として考古学の成果で出雲の国譲りやヤマタノオロチ退治なんかも、ほぼ実証されています。でも古事記には神話として書いていますので、これらは史実であって事実ではないことになります。

  このように古事記には飛鳥時代を起点に古き事が記載されているのです。まさに古事記なのです。

  では、なぜ、今、古事記なのでしょうか。それは古事記には日本人の心のルーツが表されているからです。

  古事記は天と地の出現から神、国の誕生、そして神武天皇の即位、皇位の継承などが書かれています。それはヤマト王権大和朝廷による日本国の統一の物語です。しかし、この中に大規模な侵略戦闘の跡はありません。事実、考古学的にも弥生後期から古墳時代飛鳥時代にかけては戦の痕跡はなく、おそらく多くの部族豪族がひしめき合っていた日本において話し合いでの統一がなされたのではないかと思われる訳です。

  その証拠として全国(朝鮮半島の一部)にある古墳は、ほぼ統一した形となっています。たった百年程で日本は統一された証拠が残っているのです。

  古事記が編纂される少し前に聖徳太子による十七条憲法が制定されました。その第一条は「和を持って尊ぶ」です。これこそが日本人の本質であり、大きな和、大和の心なのです。

  これを歴史書として書き表しているのが古事記なのです。私が古事記にハマったのは自分は何者なのか、自分は何のために生きているのかの正解を古事記に見いだすことができたからです。

  人生晩年に差し掛かり、古事記に巡り会えたことは残りの人生を豊かにする、まさに運命的な出会いだったように思います。